2007年03月

2007年03月19日

カルマ。

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ある人に読んで欲しかった。
あたしの人生で一番最大の汚点を作った恋愛。

それをこれからつぶさに、ここに書き記そうと思う。

これを読んでどう思われるだろう??

大した事ないかな??
それか、ヨゴレだと思われるかな??

でもそれも含めて今の「あたし」がいるのだから、
どう思われても否定しない。

これが「あたし」だ。




これから書く前に1つ注釈がある。
うちの主人はこの事を知っている。

付き合う前、多分付き合う事になるだろう時に
告白した。

「実はあたし、こういう過去があります」と。

そしたら、うちの主人は、
「過去は気にしない。大事なのはこれから」
と言ってくれた。

隠す事もできただろう。
だけど隠して、付き合う事になり、万が一結婚する事に
なった時、それじゃ詐欺だと思った。

人の口に戸は立てられない。

他人の口からその事実を聞かされる事に、万が一
なった時、ショックをきっと受けるだろう。

ウソを付き、ヒミツを持つあたしに。
その事実如何よりも。

それだけは避けたかった。
それで、大事な人を失ったのだから。


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主人と結婚する1年前まで、3年と3ヶ月と3日
付き合った人が居た。

出会いは会社の同僚づてだった。
当時失恋して、凹んでたあたしを見かねて、彼を紹介する為の合コンを
してくれたのだった。

あたしは一目惚れはしない。

だけど、出会った時から運命めいたものを感じてた。
性格や好みに共通点も多かった。
車が好きな事を初め、色々な生活状況やその価値観やスタイル。

その紹介の場から電話番号を交換したけど、
かけれずに居た。

だけどバッタリ逢うんだ。

家が近かったせいもあるけど、3日連続で偶然逢った。

それから、自然と2人で遊ぶようになり、
一週間連続で仕事の後、2人で一緒にいた。
朝まで語り明かした。

ある時、私の同僚と、その彼氏(彼の昔からの親友)と4人で
お祭に行こうという事になって、一緒に行った。

人の群れではぐれそうになるあたしを、彼は自然と
手を繋いではぐれないように、人の間をすり抜けた。

繋いだ手のぬくもり、初めてだったけどイヤじゃなかった。

あたしは人と触れ合うのを嫌う傾向がある。
手を握るとか、異性で他人同士だと死ぬほどイヤだ。

だけどイヤじゃなかった。

そして花火を皆で並んで見た。
打ちあがる花火。
キレイ。
だけどちょっと後ろから視線を感じてた。

振り返ると、彼は花火じゃなくあたしを見てた。
微笑みながら、優しい目をして。

胸が高鳴った。


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それから何度か逢った。
その日は、夜景を見に展望台に行ってた。

その日は決めてた。
失恋したばっかで不謹慎なのは承知だったけど、
自分の気持ちにウソは付けない。

あたし、この人が好きだ。
この人はあたしの運命の人だ。

この気持ち、伝えようと思った。
一笑に付される事も覚悟に入れて。

シートを軽く倒して、彼は煙草をくゆらせてた。
あたしはその煙草が終わるタイミングを、
ドキドキを抑えながら待ってた。

自分も煙草吸いながら。

細く開けた窓から、自分の煙が出て行くのが
しきりと気になった。

彼の煙草が終わると同時に、あたしも煙草を消した。

そして「あのさー…」とわざとアンニュイに
シートを倒して切り出した。

彼も同じくシートを倒した。
聞こうと、あたしを見てる。

あたしは車の天井を眺めながら、話し始めた。

「あたしさー、別れたばっかりじゃん??
 それで、こんな事言うの信じてもらえないかも
 しれないんだけどさー…」

彼はこっちを見ていたけど、私は見なかった。

「…。」

しばらく黙った。
彼は待った。

そして彼の方を向いてきちんと言った。

「あたし、好きになっちゃったよ…」
マジ顔で言った。

その時、彼は更に押し黙った。

「…。」

(あぁ、軽薄な女だと思ってるのかな…)

死にそうだった。その沈黙。

だけど次の瞬間に彼はトンでもない事をあたしに
言ってくれた。

「…俺はもう愛してる。最初っから愛してた」


…ウソだ…。


生まれて初めて、「愛してる」って言われた。
好きな人に。
ずっとずっと夢だった。
その言葉を彼はくれた。
目を離さずに、真面目な顔して。

まるでパズルのピースがピタリと合う
カンジがした。

この人だ…。

シートの右と左。
手を繋いで、おでこをくっつけて2人で微笑んで
それからキスした。
何度も何度も、ずっと合えなかった恋人同士みたいに。



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それから、毎日一緒に居た。
仕事終わってから、一日も欠かすことなく毎日。
段々馴れ合いにもなっていった。
ケンカもしたりした。

だけど楽しかった。

居場所がないからいつも車の中。

好きな音楽を聴いて、2人で熱唱して、話して。
一緒にいらられればどこでもよかったんだ。


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付き合って数ヶ月してから、彼の両親に紹介された。
「いずれ結婚するつもりだから」
と、彼は躊躇なく両親に言った。

仲良くなれるように、自宅に遊びに行っては少しずつ
挨拶したり、話しかけたり、お土産を持って行ったりして
少しずつ距離が縮まり、段々家族みたくお付き合いできる
ようになっていった。

最終的にはお嫁さんと同じ扱いを受けるくらいにまで
仲良くなれたし、親戚ともホントに仲良くして頂けた。


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付き合って2年が過ぎた頃から焦りだした。
「結婚」について。

彼は電気工をやっていて、日雇いの仕事だったから
給料はおろか、福利厚生のしっかりした「会社」に属して
なかった為、どれもが不安定だった。

あたしは「結婚したい」と、せっつくようになってた。
その度彼は、「今は車のローン払うので精一杯だ」
「お金さえあればいつだって、結婚する気持ちはあるよ」
と口癖のように言ってた。

あと5年。

その頃のあたしは、彼無しの人生なんて考えられないくらい
彼にどっぷりハマッてた。
彼を心から愛してたし、彼もあたしを心から愛してくれてた。

早く彼の姓を名乗りたかった。
早く彼の奥さんになりたかった。
早く彼の子供が欲しかった。
早く全てを共にしたかった。

苦労はいとわないつもりだった。

だけど、「お金」に邪魔されて一緒になれない。
それがあたしはじれったくて仕方なかった。

式を挙げる事を希望してる訳じゃない。
新居を贅沢言ってる訳じゃない。

本気なら「婚姻届」に名前を書く事に、何の躊躇いがあるの??
と思ってた。
自分も仕事してたし、2人で一緒で何とかなる、
そう思ってた。
実際そうして生活してる友達もいたし。
だけど彼は結婚に関しては積極的じゃなかった。

とにかくじれったかった。
とにかく「お金」なんだなって思った。
正直彼と一緒にいて、デート代は殆どあたしが
持ってた。
それくらい、彼にはお金がなかった。

何故か??

車だった。
彼の念願でやっと手に入れた車だった。
そのローンとガソリン代の下敷きになってて、
一切お小遣いが残らない状態。

だけど彼は車は手放さないと言って、ガンと譲らなかった。
だからあたしは普通乗用だったのを軽四に変えた。
経費削減の為。
彼のぶんまでデート代を賄っても、余裕を持たせる為。

「お金」「車」

あたしは彼に内緒である決心をした。
一番自分の中では、嫌ってた商売。
一番自分の中で、許せない行為。
だけど、一緒になる為にはこれしかない。
彼の経済を支えなきゃ、その先に進めない。
そう思った。

捨ててはいけないプライドを捨てる事にした。
身を落とす決心をした。


それならあたしが作る。
その「お金」。



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そこは繁華街。
角々には、客引きの男が立ってる。
あるビルにこっそり入る。
そして、どっピンクのミニスカートにジャケットの制服に
袖を通す。
客が来るまで待機室で待つ。
他の女の子も一緒。

お客さんが来たら、暗い部屋のカーテンでしか仕切ってない
部屋に入り、ひとしきり世間話をしたら始まる。

わざとらしい制服を脱いで、脱がせて、
お客さんの好きにさせる。
そして抜く。

風俗。

延長を狙って、わざと長々たらたらひっぱったりして
売り上げを稼ぐ。

知らない男に汚されていく。
彼が愛してくれた身体を。


――――――罪悪感。


だけどそこは数字の世界。
汚れようと、罪悪感だろうと、関係ない。
何人相手して、どれだけ財布を開かせるかの世界。

一人相手する度、服を脱いで、下着を脱ぐ度、麻痺していく。
自分の心が死んでいく。

誰も知らない所で、あたしがこんな事をしてる。
帰り道毎日泣いた。

気持ち悪くて中座、中止する事もあった。

だけど慣れって恐い。
お客さんから金をもぎ取る為に、演技も仕事も
向上していく。
何かが壊れながら。

そして一人相手する度に、相手に汚された場所を
濡れティッシュで拭えば
キレイになったと信じ込む自分。
そう思わないとやってられない世界、仕事。

あたしの頭の中には最早「お金」しかなかった。

彼には、「夜中の事務仕事」とウソを付いて。

何がホントで何がウソなのか、最早解らなくなってた。

自分で信じてた信念が、どんどんいかがわしいネオンと
見知らぬ男達の前に崩れゆく。


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風俗で働き出して2ヶ月。

もう、最初の頃みたいに、客一人相手しては泣いたりしない。
あしらいも、いなし方もお手のものだった。

もう立派な風俗嬢だった。

だけどいつまで経っても罪悪感だけは拭えなかった。

彼と逢う時にもそれは現れた。
彼と段々、セックスできなくなっていった。
不感症。

適当に「疲れてるから」と誤魔化したりしてたけど、
ダメだった。
抱かれてる時も涙が止まらなかった。
彼が愛してくれればくれるほど、胸が痛くて
涙しか出なかった。
彼にでさえ、演技で誤魔化した事もあった。

もう、何かが壊れてる。
心が、身体が悲鳴をあげている。

そんなの知ってた。
でも自分で見て見ないふりをした。
だって、彼と結婚したいから。

だけど思うようにお金は貯まらなかった。
売り上げが思わしくない。
お客さんが少なすぎる。
そりゃそうだ。
そんなに甘い世界じゃない。

荒稼ぎなんてできるわけがない。


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段々痩せていった。
段々おかしくなっていった。
段々病弱になっていってた。
入院もしたりしたし。


ホントはもう限界だった。
ホントは思ってた。
早く気付いて、と。
あたし、悪い事してるの、気付いて…って。


そして彼に遂にバレた。
気付かないわけないよね。
精神科にも掛かってたし。(彼は知らなかったはずだけど)

でも本当は彼にバレるようたった一つ、仕掛けをした。

初めて彼は泣いた。
どうしてそんな仕事をしてたのか理由を聞いて。
「俺って一体なんなんだよ…」

謝るしかできなかった。
泣きながら2人で、
「何でだよ…」「ごめんね…」
の繰り返しだった。

許しを請うしかなかった。
私が「愛してる心」は誰のものでもない、彼のもの。
心は裏切ってないつもりだけど、これは裏切り行為だ。
彼の男としてのプライドをズタボロにした。
彼女として、というより、人として最低の事をしたんだ。
彼の仕事じゃなく、人格を否定した。
愛するべき人を信じてなかった。

最低だ…。

その時初めて、捨ててはいけない物があった事を知った。
「愛する人を信じる」そのことを軽んじてた。
馬鹿だ。あたし。
普通の人が簡単に捨てないのは、捨ててはいけないから。
どうして事後にならないと判らなかったんだろう…。

死ぬほど愛してたはずなのに…。
一緒になりたい、それだけなのに…。

そして別れる事はなかったけど、条件として
今の仕事を辞める事、そして次に就いた仕事は辞めない事を
約束した。

彼は許してくれた…。…のだと思ってた。

結局、大きな裏切りをしたくせに目標金額を果たせないまま、
辞め時が来た。


ただ、裏切っただけ。
そしてはした金。

結果、残ったのはそれだけ。


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そして歯科助手の仕事をすぐに見つけ、昼のバイトも辞め
夜の仕事から足を洗った。

昼間に働く当たり前さが新鮮だった。
だけど、心に残った自分で作った傷は治るべくもなく、
しばらくこっそり精神科に通ってた。

仕事が決まった時に決めた。
約束した。

「絶対辞めない」と。

それからは、昼の仕事に専念し、彼とも付き合いが続いてた。
仲良くやってたし、以前と変わらないように一見見えた。
普通に今まで通り愛し合ってる2人だった、はずだった。

だけど彼はあたしを信用してないのも垣間見えてた。
「結婚」をせっつくような真似は最早、
あたしの口から言えなかった。

だから余計に一生懸命仕事に励んだ。

でもずれた歯車は、ケンカを産みやすかった。
事ある毎に、将来の事でケンカした。
あたしは、
「あそこまでしたのは、愛してる貴方と結婚したかったからだよ」
彼は、
「お前が愛してくれてるのはわかるけど、俺も愛してるけど
 何しでかすか解らないのが恐い。信用できない」

その頃から、彼も長期出張で地元に何週間も居ない事が多かった。
それがケンカにならない理由になって、かえって良かった。

彼の出張先に会いに行ったりしてた。
旭川。車で。
その時は彼も嬉しかったみたいで、朝まで付き合い始めみたく
新鮮に一緒にいた。

だけどカウントダウンは始まってた。

壊れた原因を断ちたいあたしの心と、離れたくないあたしの心。
裏切ったあたしの罪悪感と、ここまでさせたって思ってるあたしの責める心。
諦めと期待。
憎しみと愛情。

彼を愛して、一緒にいたい反面、羽をもぎ取られて飛べない蝶
になってる自分を実感してた。

薔薇色の鎖で繋がれているよう。

その鎖は決して「彼女」の域を超える事はない。
もぎ取られて飛べないのを望む心は、
彼と愛し合う心と反比例してきている。

鎖も重たい。

愛しすぎてもダメなんだ。
最早あたしの愛は「結婚」への業でしかなかった。
彼自身を見てなかった。

自由になりたい。
あたしの結婚願望を否定する彼に疲れた。

それが本音だった。
あたしが勝手にジタバタしたくせに。

彼と一緒に重ねる平坦な年月が、何にも意味を成さない物のように
感じてきていた。

彼に対して、不信感が拭えなかった。
だって彼から「結婚」の具体的な話が何年経ってもないから。
段々彼の身内、両親の方がせっつくようにもなってた。
それもうっとおしかった。

だけどそんな事を思う自分がイヤで、彼にはことに優しく接した。

エイズ検査もした。彼にはばれない様にこっそり。
結果あたしは、運命から許された。

心はいつまでも何ヶ月も不安定なままだった。
不信感。
それ以外では彼は以前と変わらず、あたしと一緒に居て愛してくれた。

「お金で幸せは買えない」そうは言うけど。
だけどお金で潤う幸せがある。
殆どの幸せが実は、お金で買えたりする。
それが現実。

そう、思ってた。
考えないようにしてたけど。

それがない彼が、じれったくてじれったくて仕方なかった。

周りはどんどん、そんなに沢山のお金を持たなくても、
結婚していく。

お金が無くたって結婚できるじゃん。
そんなに沢山なくたってできるじゃん。

焦燥感。敗北感。妬ましかった。我慢できないほど。

そして彼の私への信頼回復したいが為に、
とにかく躍起になって仕事に打ち込んだ。

ある時衝動的に、携帯電話を真っ二つに折って壊した。
解約した。
誰とも、彼以外あたしが連絡が取れないように。
あたしがまた、他の人の影響で動揺しないために。

あたしがあたしとして、彼と向き合う為に。

無口になっていった。
笑わなくなっていった。
彼の居る場所以外では。

そして何も望むまいと思った。
望めば遠ざかる。
望めばがっかりする。
だから、ただ、彼と一緒に居ることを考える事にした。

望んで喜ぶ人はいない。
望めば望むほど苦しむ人がいる。

だから「結婚」と言うものを、あたしの心の中で、
がっちり梱包かけて、奥底にしまいこんだ。

だけどすぐそれは焦燥へと変わる。
あふれ出て、梱包したのにはみ出す。

その繰り返しで、ずっと苦しんでた。
ずっとずっと。
言えない。
「結婚して」なんて。
毎日が心の中が地獄のようだった。


どうして結婚したいって、こんなに愛し合ってるのに
できないのかな…??

どうして…?


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そんな心に変化が生まれた。
「どっちでもいいや」

そう思うようになった。
「結婚してもしなくても、どっちでもいいや」

そして一緒にいて、凄く大切な筈なのに、失った時のような
虚脱感に襲われるようになった。

抱かれてる時も人形のようだった。

これは何なんだろう??

愛情が欲しいのに、彼の愛情に無頓着。
上の空。
「愛してる」と言われてもリアリティーがない。
「は? 誰が誰を?? あ、あたし?? あぁどうも」
みたいな。

無機質に心に届く。

だから「愛してるの??」って聞かれて、
「愛してるよ」
って応えるのも、すごく違和感があった。

とにかく、心がすれ違い始めてた。
あたしの心の中に、醒め行くものを感じてた。
愛してるけど、一部凍結。

そして昔からだけど、彼はお金にだらしないっていうか、
お金で甘えるクセがあった。

それが最近頻繁に続いたことも辟易してた。

とにかく自分の正体がなかった。
自分がどこにいるのか、自分がどうしたいのか、自分が何なのか
判らなくなってた。

結婚、結婚、結婚。

こだわり続けたけど、それが実現したとして、その後何があるの??
何か残るの??
そこから先、どうするの?? どうしたいの??
今と何が違うの??

でも心は願ってる。
「この人と一緒になりたい」って。

でも何か違う。
あたしが欲しいのはこれじゃない。

もう待たせないで。3年。
もう手をさし伸ばして。
待ってばっかりはもう、疲れた。
待ちぼうけはもうイヤだ。

あたしそんなに贅沢言ってない。
あたしそんなに高望みしてない。

自然の事を言ってるだけなのに。


どうしてあたしの背中は、いつも重たいんだろう…。
どうしてあたしの心は、がんじがらめなんだろう…。

どうしてあたしはこんなに、結婚したいんだろう…。

「しっかりしてよ」
なんて、言えない。

あたしがしっかりしなきゃなんだ。



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ある時、車の中でケンカになった。

あたしもひどい事言った。
だけど彼も売り言葉に買い言葉で、

「お前なんかもういらねぇよ」

って言われた。


それで糸が切れた。


強引に車で家まで送ってもらって、
「もういらないだなんて、絶対言っちゃいけない言葉言ったよね」
「別れよう。さようなら」
 

あたしが一方的に言ってケンカ別れした。
その日は。


何日か経って、彼と冷静に話した。
あたしの気持ちは変わらなかった。

この人と一緒にいても、何も生まれない。
この人の為になれない。
自分の為にならない。
重たいだけだ。
つらいだけだ。

これ以上、もう…。

あたしはもう疲れきってた。
3年の月日に。その中身に。
そして、「結婚」への自分の業の強さに。
そして、彼との「結婚」に対する温度差に。


「どうしても別れるのか?」
って彼が聞いてきた。

「もう決めたことだから…」
って応えた。

そして最後に抱っこして、ってお願いした。

今でも忘れない。
髪の感触、彼の匂い。頬の感触。髪を撫でる感触。手の大きさ。

お互い泣きながら謝り合った。
「幸せにできなくてごめん」
って。

強く抱き合いながら。

そして彼は、最後に言葉をくれた。
「自分に負けるなよ」
って。

その時見透かされた気がした。
彼はあたしの事、全部お見通しだったんだと、そんな気がした。

涙が出た。
うなづいた。

そして本当に別れた。

「業」から放たれ、独りになった。
その自由を不自由な自由だと感じながら。



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それからあたしは、仕事だけは大事にした。

自分の、「自分に負けない」という約束を実行したと
思える時期まで辞めないと決めたんだ。

彼を裏切った仕事で、応えたかった。
そして見返したかった。


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彼と別れて、一年後、今の主人と結婚した。
色々あるけど、何とか幸せ。
結婚って甘くないわ、やっぱ。ww
してみてわかったけどね。
今の主人とだから上手くいってるのかもしれない。
惚れた、腫れたじゃ、結婚生活、なかなか難しいもの。
主人とは平坦で適度な温度を保ちながら、心地いい恋愛の末
結婚を選んだ。
主人はすんなり結婚を具体化してくれた。


ウツになっちゃったけど、これも自分の試練。
「自分に負けるな」。
うん。
いつかきっと克服してみせる。
ね。

主人は一番大事な私の人生の伴侶。
彼は一番人生の中で愛した人。
これ以上の人なんて、私には過去にも未来にもいない。
その事実は主人には内緒だ。


「業=カルマ」

愛しすぎた。
愛してるだけじゃダメだったんだ…。
熱すぎてもダメだった。

保温を保てたら一緒に居れたのにね。
愛しすぎちゃったよ…。
だからね、「業」にとりつかれちゃったよ。

彼と過ごした時間、忘れない。
忘れられない。
未だに。
だって、未だに愛してるから…。
ホントは心のすごく奥の宝箱の中で。


mukasi















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2007年03月11日

人生最大の課題。

6053257d.JPGある所から拾って来た、この言葉。
これぞ「人生最大の課題」だと思う。
今のあたしはこれができずに、病気になっている。




「ゆるすということ」より 


ジェラルド・G. ジャンポルスキー

ゆるすことは
幸せになるための処方箋

ゆるさないことは
苦しむための処方箋

苦しみの原因が何であれ
苦しみにはすべて「ゆるさない」という種が
宿っていないだろうか?

復讐の念を燃やしつづけ
愛や共感を出し惜しみすれば
健康を害し 免疫が低下することは
まちがいない

当然だと思われるような怒りでも
こだわりつづけていれば
神の安らぎを味わえなくなる

ゆるしとは
その行為をよしとすることではない
残虐な行動を
見逃すことではない

ゆるしとは
怖れに満ちた過去に
こだわりつづけるのをやめること

ゆるしとは
古傷を引っかいて
血を流しつづけるのをやめること

ゆるしとは
過去の影に惑わされることなく
いまこの瞬間に
100%生き 100%愛すること

ゆるしとは
怒りからの解放であり
攻撃的な思いにさよならすること

ゆるしとは
誰に対しても
愛を拒まないこと

ゆるしとは
ゆるさないという思いから生じた
心の空洞を癒すこと

ゆるしとは
過去に何をした人でも
すべての人のなかに
神の光を見ること

ゆるしとは、相手のためだけでなく
自分自身のためであり
自分が犯したまちがいのためであり
くすぶりつづけている罪悪感と
自分を恥じる気持ちのためである

最も深い意味でのゆるしとは
愛で満ちた神から自らを
切り離してしまった自分を、ゆるすこと

ゆるしとは
神をゆるすことであり
神は自分を見捨てたという
おそらくはまちがっている考えを
ゆるすこと

いまこの瞬間にゆるすということは
もう先延ばしせずに
ただゆるすこと

ゆるしは心の扉を開け
感情をスピリットと一体にし
すべての人と一体にし
すべての人を神と一体にする

ゆるすのに
早すぎることはない
遅すぎることもない

ゆるすにはどれだけの時間が
必要だろうか?

それはあなたの価値観しだい

絶対にムリだと信じるなら
絶対に起こらない

半年かかると信じるなら
半年かかる

一秒ですむと信じるなら
一秒ですむ

私は心から信じている
一人ひとりが
自分も含めてすべての人を
完全にゆるせるようになったとき
世界は本当に平和になるということを


人を許せたらどんなにか、楽だろう。
人を許せたらどんなにか、難しい事だろう。

許したい。
許したい。

でも許せない。

自分も、自分を苦しめる事も人も、許せない。

この言葉、座右の銘にするには長すぎるけど、

「人を許すことが、自分への処方箋」

これを胸に生きることを目標としよう。
いつかできると信じて。



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2007年03月09日

未来。

線路。


先月あたしは28歳になった。
もうそろそろ30歳も近い。

あたし達夫婦は3年目を迎え、つつがなく毎日一緒に居る。
同じ布団で一緒に眠る。

子供はまだ、望むべくもない。

あたしが毎日全部で服用している薬の種類は11種類。

絶対妊娠できない。今のままじゃ。


てゆうか。


ホント旦那とは同居人みたくなっちゃってる。
夫婦だけど。
友達みたいなカンジで、毎日がお泊まり会みたいな。
何だろう?? 老夫婦??www


男女としての認識は、少なくともあたしにはない。


どーなるんだろ??
あたしの未来。

てか、ぶっちゃけこの人と添い遂げて一生が終わるんだろうか??

この人の事は好きだ。
だけどそれは家族愛。
男女としての魅力を感じる事はもう、ない。


子供が欲しい。
正直、子供がいたらいいなって思う。


だけどそれって本音かな??


いつも安全マージンを残すあたし。

子供は欲しい。
だけどこの人の子供を欲しいと、正直思ってないかもしれない。


…しれない。


愛する人の子供が欲しい。
それが本音。
一番の本音。

だけどそれは、叶わない事。

この人と添い遂げると、あたしは決めたんだ。
この人の子供を、あたしはいつか産みたい。
そして、育てたい。

妥協??

人生妥協だらけ。
妥協のない人生なんてあるの??
これって妥協??

本当に愛し合った人と結ばれなかったあたしは、この人に縋って生きるしかない。
この人を、男女としての愛じゃなく、家族として愛して生きていくしかない。

例え、それが「妥協」だったんだとしても。

この人はあたしの事を愛してくれている。
それもどんな形か、彼にしかわからないけども。


初めて知った。
「愛」には色んな形があることを。
イヤだ、とは思わない。
最初は受け入れられなかったけど。


これも「愛」のうちにきっと入る。
だって彼が居なくなったらあたしは困る。
色んな意味で困る。
それは親が居なくなるのと同じ感覚。


あたしの未来に幸せはあるのだろうか??


幸せは求めても手に入らない。
幸せは貰うものじゃない。
幸せは待っててやってくるものじゃない。
幸せは自分が歩いて、感じるものだ。


あちこち歩き回って、見つけるものだ。


この線路を歩いていったら、どこにたどり着くのだろう??


その時、あたしは笑っているのだろうか??




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